ホームページの開設にあたり、筑波大学ラグビー部古川部長に、チームの置かれている状況を聞いた。「OB/OGの活躍」「現役チームへの期待」に分けて紹介する
古川部長より
念願のOB会HP開設を嬉しく感じています。開設に当たり「部長からひとこと」の依頼がありましたので、僭越ながら。
オリンピック前から、メディアでは連日「自粛」「爆発」「アルファ」「デルタ」といったワードが飛び交い、悶々とした世相が続いていますが、茗渓ラガー関係者にとっては嬉しいニュースもあり、幾つか紹介し、現役の状況に触れたいと思います。
「現役チームへの期待」編
現役の状況について
彦坂兄弟が所属するトヨタ自動車といえば「カイゼン」ですが、8月16〜23日の菅平合宿で、現役チームも目をみはる「カイゼン」を見せました。
合宿は関東学院、関西学院との2試合のみでしたが、一戦目からの修正力の高さは、まさに筑波の生命線であり真骨頂と感じました。
それだけに昨年から続く試合数の激減は大きな痛手と感じます(昨シーズンは対抗戦と選手権以外はすべて中止。今シーズンも春以降、公式戦以外は大学からの許可が降りず)。
「陸の孤島」と揶揄される”つくば”ですが、東京都の感染爆発の影響もあり、8月16日〜9月12日で茨城県内に非常事態宣言が発令。ただ、宣言以前から、大学は厳しい活動自粛を学生に求めており、この一年半は学内施設の使用にも苦慮しています。
昨年度、学内では他の運動部含め「陽性者0」を維持していましたが、今年度に入り、他運動部に数名の陽性者が発生。クラスター化はないものの(2021年8月末時点)、夏休みになって幾つかの運動部が活動休止となっています。そのような中、ラグビー部は感染対策を徹底し、先の菅平合宿を実現しました。
ただ、現在、リーグ戦校においては8月に入って感染が拡大し、9月からの公式戦の実施が危ぶまれています。既に9月5日に予定されていた専修大学とのジュニア戦は中止となる予定です。
最後に、今季の松永組ですが、伝統の激しい接点をベースに、強みとなるスピードとテンポをどれだけ高いレベルで維持し、自分たちの土俵に持ち込めるかが鍵になると見ています。昨年に続き、今年も頼もしいルーキーが大暴れする予感ありです。チームが若い分、伸びしろも大いに期待されるだけに、前半戦(帝京、慶應、早稲田、明治)で波に乗れば、日本一も十分視野に入ってくるでしょう。
現役の活躍にご期待ください。
体育会ラグビー部
部長 古川拓生